2008年 07月 01日
謎の出雲そば
島之内辺りを通っているとこんな処にそば屋が..しかもなかなか洒落た渋い佇まいです
「出雲そば」か...でも中が全く見えないし少し怪しい感じもするしなあ...まようなあ...
思い切って入ることに...引き戸を入ると...ちょっとひいてしまいます
黒一色です、壁も天井もカウンターも厨房も全て黒い...暗黒の世界、唯一の色が壁一面に並べられた千個以上の蕎麦ちょこのコレクション う~んなかなか異様な感じですが悪くはないです、扉一つで外界と店内は完全に異次元空間になってます
先客は一人、常連さんのようで店主さんと話が盛り上がっています
「いいですか?」..「どうぞ、なににしましょう」..ちなみに店主さんは仙人のようないでたちです
壁にメニューらしいものが書いてあって..割り子そば、かまあげそば、おろしそば、とろろそばの4種類だけ、出雲そばは食べたことがないので少し戸惑いながらかまあげそばに..
やがて茹で汁に入ったそばと薬味と徳利に入ったそばつゆが出てくる
そばつゆがあるのにチョコがない...どうたべんの?
そのへんは初心者には親切に食べ方を教えてくれるの安心である
いわくそばの上に薬味を入れてそれに徳利のツユを辛くならない程度にかけて食べるのである
その通りにやってみるが味がしません...もう一度ツユをたしても味がしません...
そばツユに直接つけたほうが美味しいんじゃないかと思いますがあくまで作法どうりに食べます
三回くらい入れてわりと食べれそうな味になってきましたがもうそばが終わりでした
いつも食べているような蕎麦とかなり趣が異なりますがこれもまたこれでよいのです
最後にそば湯が来ましたがなぜか葱が入っているので葱の味しかしませんでした...
出雲そばなかなかディープです、少し調べてみると
以下「知られざる 出雲そば」より
出雲そばとは
出雲そばは一目で見て分かるとおり、麺が色黒だ。この色は、玄そば(そばの殻つき)の挽きぐるみのそば粉を使うことによる。そば粉は殻をとったそばの実を、中心から外側に向かって製粉する。場所によって一番から四番粉に分類される。そばの実の中心に近いほど色は白く、どの場所の粉を使うかで色や香りや触感が変わってくる。出雲そばでは粉の選別をしない。しかも、玄そばのまま製粉(挽きぐるみ)をする。そばの外側の黒い部分には、タンパク質、ビタミン、ミネラルなどの栄養素をはじめ、旨みを作る成分が豊富に含まれている。麺が色黒でこしがあり、極めて香りが高く、栄養価にも優れている点が、出雲そばの特徴だ。
割子そばと釜揚げそば
出雲独特の食べ方といえば割子(わりご)そばと釜揚げそばにつきる。
割子そばは三段の丸い漆器に盛られたそばに好みの量の薬味とそばつゆをかけて食べる。出雲のそばつゆは味の濃い店が多い のでかけすぎないのがこつ。
中略..
釜揚げそばは、あらかじめ暖めておいたどんぶりにそばを移し、そば湯を注ぎ込む。あとはそばつゆと薬味を好みの量かければ良い。ビタミン、ミネラルなどがそば湯には溶けだしているので栄養価も抜群だ。粗野な田舎そばの風味を楽しんでもらいたい。
こんな様です
常連さんは割りこそばと追加でとろろそばを食べて¥3500を払って出て行かれました...
週に2,3回は食べに来てるそうです
ちなみにかまあげそばは¥1500でした 値段は高いですがディープな世界を感じたい方は是非どうぞ
出雲そば .5
大阪市中央区島之内2丁目10‐18
電話 06‐6211‐7252
地図
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by ojiyanmini
| 2008-07-01 16:34
| 蕎麦